2011年7月29日金曜日

4月の仕事始めと現在


4月といえば、忘れちゃいけないのが辞令交付。
私はデイサロン(いわゆる託老施設)勤務と、保育所の栄養管理を仰せつかりました。
デイサロンは昨年度から協力隊の活動の一環でお世話になっていたため、様子がわかった上でのスタートでした。
が。
福祉の仕事は初めて。車椅子のお年寄りにどう手を貸していいのかすら分からない状態です。もちろん資格なんて持ってません。
なので、ドキドキ・手探りの状態でのスタートでもありました。また利用者の人達が増えた為、昼食作りの時が一苦労!一度に10人前後の食事を作り、一汁五菜を提供する…というのは、ホントに頭を抱えました。しかも、お年寄りは80歳以上の人達ばかりなので、私達と違って食べる量も少ない。料理の量の感覚が分からず、四苦八苦していました。レパートリーが少ないので、料理本とにらめっこしながらの格闘…去年も初めての一人暮らしで料理は散々やってきたけれど、お金(利用料)を頂いての食事作りなので、しっかりやらなきゃ!と思いながらでした。

もうひとつの仕事の、保育所の栄養管理は、いわゆる献立作成。栄養士の免許を活かしての仕事です。こちらも初めて免許を活かすので、手探り状態。
それでも、保育園へ行き、担当の調理師の先生や園長先生とのディスカッションを重ねていくことが重要と思い、傍らで飯田の図書館などで子供向けのレシピを捜し歩くことにしました。
去年の栄養士さんの献立を参考にしたのが5月の献立。
6月からは、去年の献立を参考にしつつ、自分のカラーを出していきました。


現在では、デイサロンの仕事にも慣れ、利用者さんたちの笑いを取れるようにもなりました。中には、「明日から三連休だから、三日は会えないねぇ」って話を何気なくすると、涙ぐんでしまうおばあちゃんもいて慌ててしまったこともあり…歳の大きい人達は、本当に一日一日を大事に生きているんだなあ…と神妙に感じてしまうときもあります。また、福祉は「人対人」なので、接客業以上の難しさも感じています。
食事作りは、概ねクリア、といった感じかな。
学生時代に調理実習はたくさんやってきたけど、やっぱり「やり慣れる」のは重要で大切なこと。最近、やっと料理を「やり慣れてきた」感じが出てきました。余裕も出てきて、利用者さんの多いときは炊飯器でケーキを焼くなど、手作りのお菓子も作っています。もともと製菓は大好きで、小学校のころから自分のおやつを時々作っていたくらいなので、「どっかでガスオーブン貸してもらえないかなあ…」と探している最中です。
まだまだ経験不足だけど、買い物などを頼まれることもあり、そんな時は他の仕事が無い限り、率先してやるように心がけています。そして、皆を楽しませて笑ってもらえるように接すれば良いんじゃないか…不慣れなりきに、そんなことを頭に留めて仕事に励む毎日です。

栄養士の仕事もかなり慣れて、献立も人気のメニューはそのままに、新しいメニューも取り入れるようにしています。毎月の保育園でのディスカッションも「このころはこんなモノがある」と、野菜の旬を教えてもらったり、料理を教えてもらったり…仕事以上に勉強になっていると感じている今日この頃です。
これから秋になれば、献立のバリエーションももっと増えるし、「読書の秋」と「献立」のコラボレーションも考えてみようかなあ…と思っています。
栄養士業務がかなり軌道に乗ってきたので、今後はデイサロンのイベントの起案や情報管理など、少しずつ仕事の幅を広げていく予定です。

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